いま、南米チリのオリーブオイルが注目を集めていること、ご存知ですか?
チリの首都サンティアゴ(Santiago De Chile)から車で南へ3時間、ワインの産地としても有名なクリコ・ヴァレーはオリーブの栽培にも優れた場所があります。
丘の上に立つと、見渡す限りのオリーブ畑。
それはもう絶景。世界の広さを感じずにはいられません。
心なしか空気も美味しい。
オリーブオイルの原産国と言えば有名なのはスペインやイタリアをはじめとするヨーロッパ。
でも、実は品質面ではブランドによってかなり差があることは事実。
基本的にどんなオイルでも重視すべきポイントは同じです。
それは、如何に酸化させずにオイル抽出するか。この点に尽きます。
そのテイスティング工程は紅茶のそれにとても似ているのですが、とにかく、異なる品種のオリーブのブレンド次第で口当たりや口の中に広がるアロマはここまで異なるのかと驚かされます。
素晴らしい土壌や環境で育ったものを如何に酸化させずにオイルとして抽出するか、オイルの世界はこの点に尽きるのですが、日本から遠く離れた南米チリで、今一度、このプロセスの奥深さを感じました。