皆さんはじめまして。理学療法士の藤原務です。これから5回にわたり、この場を借りて表情筋と保湿の関係性、さらには美容オイルがもたらすメリットについて触れていきたいと思います。
そもそも表情筋について、皆さん意識されたことはありますか?
ほうれい線の左右差、口角の左右非対称もに悩まれている方も多いでしょう。表情筋はその名前の通り、表情を作る顔全体の筋肉の総称ですが、実はこの表情筋が左右対称にしっかり動いている人はなかなかいないのです。ご存知でしたか?
表情筋の左右差はなぜ生まれるのでしょうか?
主に以下の3つに分けられます。
①生活習慣による要因
②日焼けや乾燥などから生じる環境的要因
③姿勢や動作の偏りから生じる身体的要因
が有ります。
ここでは身体的要因から生じる表情筋の左右非対称についてお話しします。
表情筋の左右差とは、口角の高さ、目尻の高さ、顎の傾き、シワの深さのなどの左右の差が挙げられます。
これらは、身体の姿勢を保持する時や動作で左右で使う筋肉が違うことや、使いすぎている筋肉、関節と使わなさすぎてる筋肉、関節(サボってる部位)など機能的格差があると表情筋の左右非対称に影響を与えます。
特に姿勢では、足を組む、肩の高さ、骨盤の傾斜、猫背、重心の偏りなど自覚がある方は要注意です。
例えば、靴のかかとの減り方に左右差があることや歩いていてスカートがクルクル回ってしまうなどというシグナルがある方は、表情筋にも左右差がある可能性大です。
姿勢や動作に左右差があると視覚的情報から頭が正面を向くためや閉眼時においても三半規管の機能から地面と平行を保つため無意識にバランサーとして頭の位置を補正します。
そのような状態が続いていると顎もその頭の位置に応じたバランサーとして働くため、頭の位置や顎が適正な位置からズレてしまうのです。
そのような状態で物を噛んでいたりすると噛む筋肉や表情筋にも左右差が生じてしまいます。
表情筋に左右差があると顔だけでなく、身体全体に対しても循環が悪くなることで顔のむくみが生じることや使用していない筋肉があることで皮下脂肪が生じるなど身体の使い方が表情筋に影響を及ぼします。美容的観点だけでなく身体機能的観点から表情筋を見直してはいかがでしょうか?
次回は表情筋の左右差を改善するために保湿との関係をお話ししていきましょう。
第二章 「表情筋を大きく動かす保湿の重要性」
第三章 「効果的な美容オイルの塗り方。表情筋の機能を発揮させるスキンケア」
プロフィール
藤原 務
理学療法士 保健医療修士 元Jリーガー
セレッソ大阪、アビスパ福岡などに所属しており2004年現役引退。2008年理学療法士免許を取得後、都内整形外科クリニックに勤務。大学院に進学し保健医療修士号を取得。
病院勤務中は、呼吸や胸郭運動の調和を促し呼吸筋群を効率的に活動させ、歩行様式に変化を引き起こすことで全身への効果波及を促す。呼吸筋と表情筋との関係を見出し、「顔トレ」を開発。2019年、株式会社PTNEXTを起業し、都内パーソナルジム内で自費診療を展開。
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