インドネシア・ジャワ島。
首都ジャカルタを中心に急速な発展が進む一方、一たび街を離れると、昔ながらのジャワ文化が残ります。特に、同じジャワ島といってもエリアによって文化が異なるところがインドネシアの面白いところ。今回ご紹介したいのが、中部ジャワ州。
中部ジャワ州の町、プルバリンガのお店“Waroeng Djoglo”でランチを取りました。
チーク材で作られた、エキゾチックでかつ丈夫な建物。
木彫りの模様もインドネシアらしい。
店内にはジャワの民族音楽、ガムランの心地良い響きが広がります。
ちなみに、店名の意味は、インドネシア語で“皆が集まるところ”です。
そう、皆で食事を楽しむ伝統がここにあります。
“これを食べないと中部ジャワじゃない”
と呼ばれるのが、テンペ・メンドアン(Tempe Mendoan)。
大豆ベースの天ぷらといったイメージが近いでしょうか。
独特のソースと共に食します。
こちらでランチタイムがスタート。
とにかく、皆でたくさんの料理をつつきながらワイワイ食べるのが中部ジャワの世界。
料理の、まあ、出てくること、出てくること。(笑)
全体的に揚げ物が多い料理ですが、インドネシア伝統の調味料、サンバルが料理にアクセントを与えてくれます。
そして、いろんな料理と一緒に頂くナシことご飯は竹に包まれて運ばれてくる。
ちなみに、しゃもじはココナッツでできたもの。
こんなところにも、自然にあふれ、自然と共生する中部ジャワらしさが感じられます。
食事を終えて、お茶で一息。
多民族国家でもあるインドネシアですが、都会の喧騒を離れたジャワ島の奥地では時間がゆったりと流れていました。
<お店の場所>
Waroeng Djoglo
Jl. Kanoman No.3-5, Bancar, Kec. Purbalingga, Kabupaten Purbalingga, Jawa Tengah 53316, INDONESIA
TEL: +62-281-896540