南米大陸の南側、パラグアイ・アルゼンチン・ウルグアイといった国々で愛されているお茶、マテ茶。
元々肉料理に偏り過ぎる食習慣のこのエリアでは栄養・美容の両面でマテ茶が補完されてくれていると言われ、別名「飲むサラダ」とも言われることも。。。
その中でもパラグアイで愛されるマテ茶の文化が“テレレ(Tereré)”。
イェルバ・マテと呼ばれる茶葉をグアンパと呼ばれる容器に入れ、水出しするのがパラグアイ流。
これをボンビーリャと呼ばれるスプーン型のストリーでチビチビと飲んでいくのです。
そして、仲間うちでグアンパを回し飲みしながらおしゃべりに花を咲かせます。
街中を歩いていると、やはり目に付くのはテレレを飲む人びと。
パラグアイ人の暮らしにはテレレが欠かせません。
実際、アスンシオンの街を歩いていると、グアンパ・ボンビーリャと水の入ったポットのセットをどれだけ目にしたことか。
写真を撮らせてもらおうとすると、
“せっかくだから飲んでいきなよ”
と勧められること多数。
テレレを通じて人と人が繋がるのです。
特に、ここアスンシオンは高温多湿の気候。
ちょっと苦めのテレレがほてった身体を冷やしてくれます。